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最期の刻 比叡ver.

 シリーズ化してみた『最期の刻』
 今回は比叡ちゃんです。
 そしてやっぱり、私の艦娘に比叡はいません。金剛型は金剛デース!しかいません。
 が、読んでいただけると嬉しいです。

 『最期の刻 比叡ver.』 
 もう、いいよ。
 皆十分頑張ってくれた。
 探照灯照射の役をもらった時点で、この可能性、少しは自覚していなかったわけじゃないから。

 …もうすでに3度も私の処分命令が出たことを、私は知っています。
 それなのに西田提督は、まだ私を生かそうとしてくれるのですね。

 だけど、もう私が限界まできていることは他でもない私がよくわかっている。
 上空では隼鷹の艦載機が頑張ってくれているけれど、舵取機室舵、電動機室にまで水が入ってきた。
 ここまで来たら、もう私に残された時間もわずか…

 だから早くこの武骨でだけど誰よりも優しくて思慮深い提督を私から降ろしてください。


 きっと彼は私とともに心中するつもりなんでしょうけど、私の心は金剛お姉さま一筋。
 提督のつけ入るすきもないので、早く「雪風」へと行ってください。


 強運艦「雪風」なら、きっと私の乗員たちも大丈夫。
 提督はどうか私の代わりにこの国を、そして金剛お姉さまを守ってください。


 最後くらいは提督のカッコイイ姿見たかったけど、部下数人に手足を担ぎ上げられカッターから大声を上げて暴れる姿も、嫌いじゃない。


 代わりに私が。
 最期は囮艦として、格好よく敵の標的となりましょう。


 誰にも見守られずに逝くのは少し寂しいけれど…

 大丈夫。

 私、見捨てられたわけじゃないことは、私が一番知っている。
 提督が私を愛してくれたことも知っている。


 提督。
 ねえ、提督。

 もう後ろ姿も見えないけれど。

 大切なあなたが生きていてくれれば。
 うん。
 それも悪くないね。

 まっすぐなあなたは自分を責めることもあるだろうけれど。
 私は後悔していないんだからね?


 だけど、本当は日本から遠く離れたこの地で一人眠るのはちょっと寂しいから…

 時には私のこと、思い出してくださいね―――…


*************************************************


 これは西田艦長を比叡から降ろすのに部下たちが随分と苦心されていたという話から想像して書いてみました。
 まあ、それでも比叡の愛は安定のお姉さまかな、と思いまして。
 この西田艦長、部下たちの苦労の末、生き延びたのですがその後は不遇な待遇が待っていたとかなんだとか…
 気になる方はwikiにもあるので、また読んでみてください。
 私としては、生き抜いたもの勝ちだと思うんですけどね。
 個人の感想はこんなものとして、ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。 
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テーマ : 二次創作:小説 - ジャンル : 小説・文学

Tag : 艦隊これくしょん

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