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一週間でコンプリート7の指令~ストーリー:寝ている間に告白編~

 こんばんは。
 今日は成人式でしたね。
 新成人の皆様おめでとうございます。
 これからのご活躍をお祈りいたします。

 さて、せっかくの成人式なのに振り袖姿の方を誰一人お見かけすることができませんでした;;
 残念です。用事もあって市役所の近くまで行ったのにな~

 さて、今回はTwitterでのお題提供をされておられるお題bot【milk】(@milkmilk_odai)様からお題をお借りしてきて書いてみました。
 ではでは、どうぞ~^^ 

  『一週間でコンプリート7の指令~ストーリー:寝ている間に告白編~』  


「あ、可奈! ちょっと…!」

 放課後の部活が始まるまでの少しの時間。
 可奈がいつもの様に胴着に着替え、竹刀を準備していたところに、香坂が焦ったように武道場に乗り込んできた。

 何事か。

 そう可奈が思うよりも先に、可奈を見つけた香坂が焦ったように可奈に走り寄る。
「ハアハア…さっき…燈馬君が、ハア…教室で、倒れたって……」
 
 可奈はその言葉を認識するや否や気づけば武道場を飛び出していた。


1.あいつが倒れた?


 可奈は息を切らせて校庭の片隅を走る。
 部活動の途中のため胴着のままだが、この際こんなことは関係ない。
 幸い防具は身に着けていなかったから走りやすい方だ。

 放課後、部活に行くまではいつも通りの燈馬君だったはずだ。
 特に体調が悪そうでもなければ、早く帰りたそうな様子でもなかった。
「じゃあ、僕は屋上で待っていますから」
 そう言って、笑顔で別れたのはたった10分ほど前のことだ。

 なのに。

 なぜ。

 考えてもわかるわけがない。
 でもどれだけ思い返しても、彼が倒れた理由が思いつかない。

 ただ、どうして気付いてあげることが出来なかったのかという自分自身への不甲斐なさと不安と後悔。
 それらがないまぜになった感情に押し潰されそうになりながら、可奈は保健室へとひた走る。

「燈馬君!」

 保健室の引き戸を勢いよくあけると、中には数名のクラスメイトたち。その中に養護教諭の姿はなく奥のベッドに燈馬君は横たえられていた。
「何があったの?」
 とりあえず、可奈は手近にいた西丸に声をかけた。
「い…いや…」
 しかしその西丸も心なしか顔色が悪い。
「何? あんたも体調悪いの?」
 そう問えば別のクラスメイトが「西丸が燈馬にぶつかったせいだから怖いんだろ」と軽口が帰ってくる。


 ほう、そうか。


 可奈がなんとなく状況を把握して右手を振り上げるよりも早く西丸が駆け出し、続いてクラスメイトも蜘蛛の子を散らすように我先にと保健室から脱出を始めていた。


 うん。覚えてろ。


 可奈は、追いかけたい衝動を閑散とした保健室に彼一人残すことの気掛かりで何とか自制すると、燈馬が眠るベッドに腰掛ける。

「……どうしたんだよ」

 ぽつりと呟いてみても、当然彼からの返答はない。


 先生もいない。

 クラスメイトもいない。


2.寝顔に湧き起った衝動

 自分と燈馬君だけの保健室はやけに静かで、耳に響く静寂がやけに煩い。
 振り払うように燈馬君の顔を見れば、顔色は決して悪くはない。
 手を伸ばして頬に触れれば、ほんのり暖かな熱が指先に伝わってくる。


 ……私の取り越し苦労ってやつかな。


 安堵とともに脱力するような疲れの感覚に襲われる。
 一方の燈馬君は安穏とした寝顔。
 その寝顔を見ていると、自分だけが不安や薄暗い感情を感じたことが不公平に思えてくる。


 私は疲れたのに、こいつはなんでこんなに呑気に眠ってんだよ。


 無性に苛立ちと殴りつけたい衝動が湧き起る。
 それを「それでもどこかやっぱり悪いのかもしれない」という理性で辛うじて堪え、代わりに彼の額を突いてみる。

「いい加減目を覚ましなよ」
「ん……」

 可奈の指の動きに呼応するように燈馬の眉間に皺がよるが、それでも彼の眼が開く気配はない。
 さらりとした燈馬君の黒髪が指先をくすぐる。


 それにしても、ホント燈馬君の髪ってサラサラだよなー…
 特にそんなこと気にもかけていなさそうなのにさー。
 それに…肌だって綺麗だし…顔立ちも何気に整っているし…
 絶対私の方が健康的な生活を送っているはずなのにさー。
 不公平だよなー。
 

 そんなことを思いながら彼の整った顔立ちを見ていると胸の奥から、えも言われぬ息苦しさが湧き起る。
 触れた指先が熱く、急に気恥ずかしさを感じた。



3.眠り姫の耳元に囁いた言葉

 そっと指先を離し、彼の端正な寝顔を見る。
 ただ鼓動の高まりを感じながら泣きそうな想いを思い知る。

「…なんで……?」

 想いはうまく言葉にならない。
 名前のない関係だと言ったのは私自身だ。
 なのに、胸の奥から浮かぶ感情はまるで。

「……私…燈馬君のことが好き…なのかなあ…」

 眠り姫の耳元に囁いてみても、未だこの感情に自信はない。
 自分自身のことなのに、まるで未知の世界のもので。
 なのにこの感情を言葉にしようとすれば、言い訳しようのない言葉に辿り着く。
 それに戸惑い、恥じらう。感情は益々拗れた糸の様に解決の糸口すら見つからない迷宮に迷い込む。
 閉じ込められた世界を開く鍵は…見つからない。
 見つけるとすれば…ただ一人だけなのに…いつも明快な答えをくれる彼は深い眠りの中にいた。

「……いつもみたいに教えてよ、燈馬君」

 そんなことを呟いたところで彼からの返答はない。
 返答があったところで、たぶん記憶がなくなる程度に殴り飛ばしてしまう自信はあるけれど。
 それでも今の可奈には切実な命題で、得意の理論で証明してほしいことだった。

 物騒なことを考えていると、ガラリ、と扉が開く音とともに養護教諭が保健室に戻ってきた。
「倒れた生徒がいるって聞いたのだけど」
「あ…はい」

 今の言葉を聞かれたわけではないけれど、急にこみ上げてくる羞恥心に言葉は思うように出てこない。
 ただ、自分のいる位置が邪魔であることだけはわかったので、可奈は急いでベッドから立ちあがり、養護教諭にその位置を譲った。
「倒れた状況は?」
 養護教諭は燈馬の顔をさっと見ると、棚から血圧計と聴診器を取り出しながら可奈に尋ねた。
「あ…たしか…」
「ん……あれ…? 水原さん?」
 可奈がしどろもどろになりながら答えようとしたとき、燈馬の声が耳に届いた。


4.去った後その顔が真っ赤だったのを彼女は知らない

「燈馬君! 大丈夫!?」
「えーと………ああ。すみません、心配かけてしまいましたよね?」
 記憶の糸を手繰るように燈馬はしばらく逡巡し、そしてにこりと笑った。

 YESというには恥ずかしさが勝り、NOと言うには燈馬君の心情が気になる。
 どう答えたものか、そう考えていると養護教諭が助け舟を出すように二人の間に割って入る。
「はいはい、とりあえず血圧測るから二人とも黙っててね。頭は打った?」
 養護教諭はそう言いながら脈の位置を確認すると、しゅこしゅこと腕帯に空気を送り始める。
「はい、たぶんそれで気を失いました」
「そう」
 しゅー…と今度は空気の抜ける音とともに、養護教諭はそのまま黙り込んだ。
 そして、しばらくの沈黙ののち「………血圧・脈拍は安定しているわね。物が二重に見えたり頭痛がするとかはある?」と燈馬に尋ねる。
「いえ…特には」
「そう。たぶん脳震盪だとは思うけど、念のため病院に受診しておいて。とりあえずは個人医院でいいから」
「わかりました」
 燈馬がそう答えると、可奈が勢いよく手を上げるように「じゃあ私も一緒に行くよ! 心配だし!」と話した。
 その言葉を聞いて、養護教諭も安心したように頷く。
「そうね、その方が安心だわ。それに…確か燈馬君は一人暮らしだったかしら? 親戚は近くにいる?」
「一応一人暮らしの従兄弟が…」
「従兄弟か…大学生くらい? 頭を打った場合時間が経ってから症状が出ることがあるから誰かすぐに異変に気付ける人がそばにいる方が安心なんだけど…」
「いや…従兄弟は――」
「それなら家に泊まればいいじゃん。森羅君だって家にいるかわかんないんだし。とりあえず荷物は教室? 取りに行ってくるから!」
 燈馬の返事も聞かず、可奈は保健室から走り去った。背中越しに養護教諭の「廊下は走らないよー」という声を聞きながら。


「ところで………念のため体温も測っておきましょうか? 顔が赤いよ」
「いえ…大丈夫です。発熱のせいではありませんから」
「そう? ならいいわ。……ところで君と水原さんは所謂両親公認の関係ということで良かったかしら?」
「!!?」
「一応、養護教諭としてはね、避妊の説明くらいはしておきたいわけ。教師陣から品行方正、博識だとは聞いているけれど念のため。あと君、ちょっと引っかかるから」
「!!!???」
「違うの? 家に泊まりに行くくらいの仲なのに? …まあ、いつでも知識が必要になったらどうぞ。あ、緊急避妊については知っておいて損はないから――…」

 養護教諭は有無を言わさず、燈馬に説明を始めるのだった。



5.どこかおかしい2人

 部室を経由してから教室に戻った可奈は、養護教諭と燈馬がそんな会話をしているなどとは露知らず。
 とりあえず西丸を一殴りし、燈馬の荷物を持って保健室に戻る。
 燈馬君から少し離れることで、心をさざめかせていた切なさと面映い想いが少し落ち着いていた。

 そのはず。
 なのに…

 彼の顔を見ればそんな努力はすぐに霧散した。
 最初は確信のない曖昧な感情だったにも関わらず、一度言葉にしてしまうとそれはまるで事実のように認識を可奈に強要する。
 疑問というあいまいな表現を用いても、なんて破壊力の強い言葉だったんだ。
 もう、それは仮定でもなんでもなく、事実だ。

 そのことを口にしたことに後悔はない。
 ただ、燈馬君とどう向き合えばいいのか戸惑ってしまうばかり。
 そんな感情に囚われたまま、珍しく二人ともろくに会話も交わさないで連れ立って歩く。
 いつもなら燈馬君が可奈の空気などお構いなしに話しかけてくるはずなのに、今日はやけに言葉数が少なかった。
 そんなちょっとしたことに違和を感じながら、可奈は病院に付き添い、そのまま燈馬君の家に寄ってから水原家に帰ってきた。

「いやあ、災難だったね、燈馬君」
 居間でくつろいでいた父さんは、二人の帰宅に気が付くと快活に笑いながらそう言った。
「すみません…お邪魔してしまいまして…」
 燈馬君も困ったように笑いながらいつものように頭を下げる。

 可奈の思考はとうとうどうにもならないところまでぐちゃぐちゃに混乱しているというのに。

「何、いつも可奈が世話になっている御礼と思えば」
「そうよー、燈馬君のおかげで可奈の数学のテスト、まだ壊滅的な点数は見ていないわ」
 そんな燈馬君に向けた八つ当たりでしかない苛立ちを自覚して、可奈は自己嫌悪に陥る。
 そんな気分を少しでも変えるため、両親が笑いながら燈馬君と話しているのを無視して、可奈は着替えるためにさっさと部屋に上がった。
「確かに数学は苦手だけど、私自身の努力もあるっての」
 そんなことをぼやきながら可奈は制服を脱ぎ捨て手近な普段着に着替える。

 さて、これからどうしようか。
 とりあえず数学の宿題を終わらせてからリビングでテレビでも見るか、母さんの手伝いでもするか…
 それにしても最近やけに数学の宿題が多い。
 まあ、原因はあの馬鹿が先生の機嫌を事あるごとに損ねるからだ。
 これは代わりに宿題をやってもらわないとやってられないな、うん。

 そんなことを考えていると、ぼすぼすと襖を叩く音がする。
「どうぞー」
 返事をすれば燈馬君がそろり、と扉を開けた。
「あの、水原さん…」
 扉からのぞかせた燈馬は、どこか困惑したような…それでいて一つの決意を秘めたような表情をしていた。

 何があったのか?
 それとも、どこか体調がやっぱり悪いのか?

 先ほどの苛立ちなどすぐに忘れて、そんなことを考えながら燈馬君の言葉を待つ。
「あの…水原警部たちが出掛けるから留守番をよろしく、と…」
「ああ、そういえば今日、食事に行くって言っていたもんなー…」
 可奈は、今日は随分と前から両親で少し離れたところに夕食を食べに行くと言っていた事を思い出す。
 確か、結婚記念日か何かだ。
 それを邪魔する野暮な気にもなれなくて適当に友達と過ごそうと思って可奈は断っていたのだった。
「じゃあ、夕飯何か作るし、何が食べたい?」
「あ、それはおでんがあるって言っていました」
「そうなんだ?」
 二人でそんな他愛もない会話を交わす。

 いつも通りなのに…帰り道から感じている引っ掛かり。
 やっぱり何かが変だ。
 それは、私のせいなのか。
 それともこんな表情をしている燈馬君のせいなのか。
 そんなこと、わかりそうもない―――……


「それにしても、あの二人何だか様子がおかしかったわねえ」
「母さんもそう思ったか?」
「ええ…喧嘩でもしたのかしら? まあ、きっと可奈が一方的に怒っているだけなんでしょうけど…」
「そうだろうな。まあ、飯でも食って腹が満たされれば、仲直りするだろう」
「そうねえ」
 刻はまだまだ夕宵の時間………



6.僕、起きていたんです

「とりあえず、宿題でもしましょうか?」
 二人の間に流れた奇妙な雰囲気は燈馬のその一言であっという間に氷解した。
 それは良かったのか。悪かったのか。
 どこか惜しい気持ちを感じながら可奈は鞄から数学の教科書とノートを取り出した。
 燈馬君も手にしていたノートを机の上に広げる。

 いつもの見慣れた光景。

 室内には心地よい燈馬君の声が響く。
 それをぼんやりと聞きながら…可奈の思考はふわふわとどこか現実味を失っていく。
 さらさらと紙に書かれていく解答が眠気を誘う。

「sinθとcosθの……って聞いていますか? 水原さん」
 咎めるような声音に視線を上げれば、至近距離にある燈馬君の視線とぶつかる。
 それはいつものような交わす視線ではなく、絡まり合うような熱量を秘めた瞳の色。

 一瞬にして答える言葉を失った可奈に燈馬はため息を吐くと、そのままノートに向かいさらさらと数式を書き始めた。
 それは、今一緒にしている宿題の解答。
 問題をいとも簡単に解いていく燈馬の表情は、可奈の視線にはどこか怒っているようにも見えてしまう。

 ……なんで、私……あんなこと口にしてしまったんだろ…

 今日、何度目かになる後悔。
 だけど口にした事に対する後悔は、これが初めてだった。

「あ…と…うまくん」

 何か言わなければならない。
 そんな焦りが可奈に無為に言葉を象る。
 けれど、何とか口にした音は無情にも視線ひとつなく、彼の一言で終わっていまう。
「ちょっと待っていてください。あと一問なので」

 それだけで可奈には何かを更に伝えようとする気力はなくなってしまった。
 ただ燈馬君が迷いなく書き続ける数式を眺めるばかり。

 それがいつもの言葉で締めくくられ…そしてそのまま燈馬君はぽつりと呟いた。

「………僕、起きていたんです」



7.夢じゃないのならもう一度聞かせて

 躊躇うように放たれた言葉に、可奈は弾かれたように燈馬君のノートから顔を上げる。その先には真直ぐに可奈を捕える燈馬君の視線。
 そうなってしまえば、可奈にはそれから逃れる術などない。
 時折、彼はこうやっていともたやすく可奈を絡め取る。

「僕に、解を求めますか?」

 涼やかな声音はいつもの通り。
 なのに向けられた圧力は可奈を追い詰める。

「い…いやっ。いくら燈馬君でも私ですらわかんない私の気持ちなんてわかるはずないしっ」
「…どうでしょうね?」

 必死に言い逃れようとしたところで、燈馬君は不敵に笑う。

「証明、してみせましょうか?」
 そう言いながら燈馬は立ち上がり、そして―――


 ………え?


 気が付くと可奈は、ベッドを背に天井を…否、燈馬を見上げていた。
 両の手は彼の手に押さえつけられ、抵抗を許されていない。
 徐々に近づく燈馬君の端正な顔立ち。
 その瞳の持つ不思議な力に堕とされるように可奈はそれを呆然と受け入れていた。

 不思議と、彼が近付いてくることに恥ずかしさはあっても嫌悪感は抱かなかった。


 このまま、キス…されるの―――…?


 そんなことをぼんやり考え、二人の吐息をお互いが感じる距離になって、ようやく燈馬君は再び口を開いた。

「………水原さん、この距離で僕に不快さを感じていませんよね?」 
「う……うん…」

 一瞬感じた二人の間に漂う艶っぽい雰囲気に可奈は気圧されそうになる。

「この距離はですね…密接距離と言って、家族や恋人だけに許される距離感なんです。それ以外の人が入ると防衛本能が働いて不快感を伴います。そして水原さんは家族や恋人だけに許される距離に僕がいることを許容している。つまりそれが、何を意味しているか―――わかりますよね?」

 燈馬はそう問いながらも、可奈に回答を許しはしない。

「恋人の距離にいる僕を不快に感じない。拒絶しない。水原さんなら、僕を押し退けることなど簡単なことでしょうから。だから水原さんは僕のことが―――…」

 そして、逃げることも許されない。

「好き、ですよね?」

 至近距離に彼から教えられた感情は、今日何度も可奈が思考を巡らせた言葉。
 なのに彼から教えられただけで、これまでにないほどストンと腑に落ちる。


 ああ…うん。私、やっぱり燈馬君のことが好きなんだ。


「……うん…好き…」

 気恥ずかしさなど何もなく、素直に言葉が出てくる。
 その言葉に、今度は燈馬君の方が面食らったような顔をする。
 証明して見せたのは、彼自身の方だというのに。

 そう思うと何だか可笑しさが込み上げてきて、可奈に笑みが零れる。

「燈馬君は、この距離に嫌悪感を抱いている?」
「いいえ? ……好きですよ、可奈」
 相変わらずの涼しい顔で彼は答える。
 そして額に落ちてくる彼の口づけ。

 少しだけくすぐったくて、心の中がふわふわして、とても満たされて。
 何だか夢見心地のようだから。
 覚めないようにと願いを込める。


「夢じゃないなら…もう一度聞かせて?」

「何度でも。……愛しています」

 耳に心地よい声を聞きながら、二人で想いを囁き合う。
 それはまるで、誓いの言葉のように。
 口づけとともに二人の距離感を確かめ合うのだった。

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 はーい、ありがとうございます。
 お題、大好きなんです。もう見ているだけで妄想が……
 ということで今回はお題で書いてみました。お楽しみいただけると幸いです。

一週間でコンプリート7の指令(ストーリー:寝てる間に告白編)

 1.あいつが、倒れた?
 2.寝顔に沸き起こった衝動
 3.眠り姫の耳元に囁いた言葉
 4.去った後その顔が真っ赤だったのを彼は知らない
 5.どこかおかしい2人
 6.俺、起きてたんだ
 7.夢じゃないのならもう一度聞かせて

 ということでした。
 一人称、言い回しは変更可とのことだったので少し変更させていただいています。
 最初可奈ちゃんが倒れたのにしようかなー…と思ったのですが、燈馬君寝顔に言ったところで動揺しなさそうだったので燈馬君に倒れてもらいました、ということでした。あとは、お題が予想外になるといいなあ、みたいな感じを意識してみました。
 ということで、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
 それでは^^
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テーマ : 二次創作:小説 - ジャンル : 小説・文学

Tag : Q.E.D...証明終了

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