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Twitter

 先のスマートフォンからたぶん続いてる話です。
 内容としては、先を読んでいても読んでいなくても問題ないようにはできていると思いますが…
 よかったら読んでみてください。

 『Twitter』 

 可奈は難しい顔をして携帯電話を睨んでいる。
 それは、先日買い替えたばかりの某りんご社の最新スマートフォン。

 散々な目にあったものの、燈馬に使い方を教えてもらって少しは使えるようになっていた。
 アプリのダウンロードについても教えてもらったが、どれをダウンロードすればよいのかもわからないし、なんとなくダウンロードという響きが怖かった可奈は結局何もせずに放置することとした。

 翌日、教室に到着すると早速友人である紀子たちに色々なアプリについて教えてもらった。
「まずは、LINEでしょ~?」
「あとはTwitterもねー」
 いまいちよくわからないままに、ダウンロードし簡単な使い方を教えてもらう。

 LINEはまだわかりやすかった。
 何度か実際にやり取りをしてみて、集団での連絡には便利だということを覚える。
 既読というのも便利だ。
 取り合えずの連絡の時にも、読んでもらえたか確認できる。
 既読疲れというのもあるらしいが、可奈にはメールは必ず返信しなければならないものだという認識がなかったし、必ず何らかのコメントがほしければ電話にすれば良いと思っていたので、特に疲れることもなさそうだ。
 慣れてしまえば、特に問題はなさそうだった。 

 しかし。
 問題はTwitterだ。
 とりあえず「見てみるだけでいい」とは言われ、実際に見ているものの全く訳が分からない。
 話の流れが全く見えてこないのだ。他の人の発言にリツィートしているとなおさらだ。
 とりあえず閲覧のみしているものの…ツイートの意味が分からなかった。
 可奈自身不特定多数に読んでほしいツイートもなければ、聞いてほしい話もない。
 身近な人が聞いてくれて、そして返答してくれればいいのだ。

 そう思った時に思い浮かんだ涼しげな横顔に、急に恥ずかしさとそして好奇心がこみ上げてきた。

―――あいつも、Twitterとか…してるのかな。

 これはただの好奇心。
 そう自分に言い聞かせながら、検索部分に彼の名前を入れてみる。

 検索結果、同じ名前の人が3人。

 それぞれの人をタップしてみる。
 一人はまったくフォローもなければ、フォロワーもなし。ツイート0で、まったく使用していない感じの人。
 もう一人は、そこそこツイートしているが内容を見たところ…20代くらいの女性っぽい感じがした。
 最後の一人。本人のツイートはあまりないが、フォロー数は200そこそこ、フォロワー数は800と多い。フォローの中をざっと見ていると、ロキの名前が見えた。

―――あ…これが燈馬君のなんだ…

 ツイートは英語で書かれていることが多く、可奈には何が書いてあるのかさっぱりだった。
 なんとなくわかったのは数学のことをツイートしているということ。それも、あまり嬉しくない数学の記号から感じ取られた。

 たぶん燈馬君のツイートをフォローしても、意味が全く分からないのだろう、という気はする。
 だけど…なんとなく。

 気づけば可奈は彼のフォロワーになっていた。

 朝・昼・夕。

 それとなくTwitterを確認する。
 タイムランに走るのは、香坂や梅宮や紀子たちのいつもの会話。今日のドラマが面白いとか、映画の感想とか。
 そこに燈馬君のツイートが流れないことに可奈は溜息をつき、そんな自分にもう一つ溜息をつく。

―――これじゃ、まるで燈馬君のストーカーじゃないか。

 そう気が付いてしまうと、Twitterを見ることが自体がとても後ろめたくなる。
 いっそのことフォローから外してしまおうか…そう思いアカウントのフォロー一覧を見ているとき、ピコンと通知のアイコンに1と数字が浮かぶ。
 しばらくすると、メッセージの方にも1の数字が浮かんだ。

 とりあえず、メッセージをタップしてみる。
 そこには見慣れない「SouToma」の名前と「フォローしましたので、よろしくお願いします」という文字。

―――燈馬君にTwitterを始めたことを教えた覚えもないのに、なんでわかったのだろう…

 可奈はそう思いながらも、思わず口元を綻ばせる。
 些細なことだけど、数多くのフォロワーがいる中で可奈をフォローしてくれたことが嬉しかった。
 それまで感じていたストーキングではないかというもやもやした気持ちもあっというまに溶けてなくなってしまった。
「お互い様だもんね~」
 鼻歌まで歌ってしまいそうな上機嫌な気持ちになる。
 軽い気持ちのまま通知ボタンをタップし、眼に入った文字を読んで可奈は顔を真っ赤にさせた。

『SouTomaさんがあなたをフォローしました』


―――明日、どんな顔して会えばいいんだよ…

 可奈は一人頭を抱えるのだった。


***************************************

 Twitterって難しいよね、という個人的感想から生まれた話でした。
 はい、私はまったく使いこなせていません。
 そして好きなモンハンブロガーのツイートを見ていて、ストーカーになった気分を味わいました。
 …ストーカーなんでしょうか?猫の写真にいつも瞬殺されるんですけどね。

 ということで、そんな気持ちを可奈ちゃんにも味わってもらおうと思いまして書いてみました。
 ちなみにスマートフォンの話は、最初にこれができてから出来上がったものです。
 スマートフォンつながりで、最後は燈馬君視点で書いてみようかな、と思っています。
 また、読んでいただければ幸いです。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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テーマ : 二次創作:小説 - ジャンル : 小説・文学

Tag : Q.E.D...証明終了

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